本学野田キャンパスが日本生態系協会賞を受賞

本学野田キャンパス内には、広大な自然公園(理窓会記念自然公園)があり、理工学研究科農理工学際連携コース、理工学部応用生物科学科、土木工学科等における研究・教育、東京理科大学サイエンス夢工房、生涯学習センター公開講座、セミナーハウス地域公開講座、グローバルサイエンスキャンパス等で活用しています。 2017年度からは、理工学部応用生物科学科の朽津和幸教授らが講師を務める野田市主催による生物多様性理解講座も開催され、また2017年9月には、日本植物学会公開講演会・自然観察ツアーが開催され、350人もの方々が参加されました。
この数年、国土交通省、野田市、流山市、利根運河協議会、東邦大学、土木研究所、利根運河の自然を守る会、地域の方々等の協力も得ながら、朽津教授を代表とする本学の教員や学生団体RiSO Rangerらが理窓会記念自然公園内の湿地再生・環境保全活動を進めて来ました。近年、全国の放棄水田や放棄耕作地における湿地環境の保全・創出が、生物多様性保全に関する重要な取り組みとして注目されています。理窓会記念自然公園は、関東平野に広く分布していた谷津の景観が保全され、希少生物の生息の場ともなっています。教育研究の拠点の隣接地にこれだけ豊富な自然が残されている例は、全国的にも少なく、注目を集めています。
このほど、こうした活動が認められ、公益財団法人日本生態系協会主催の全国学校・園庭ビオトープコンクール2017において、東京理科大学野田キャンパスが日本生態系協会賞を受賞しました。授賞式は、2018年2月11日(日)に東京大学で行われました。代表の朽津教授とRiSO Rangerの学生たちが、受賞内容についてポスター発表を行い、多くの参加者と活発な質疑応答を行いました。

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