理工学部・横断型コース制

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社会動向を踏まえ、防災リスク管理コースは、都市空間の災害に関わる防災およびリスク管理について、理学と工学を融合させた研究・教育の視点で検討していきます。人命・財産に対するリスクを抑制する有効な対策を企てるためには、防災およびリスク管理に関する基礎的、応用的、実務的な知識を基に、その上で様々なリスク事象の現象面を理解する能力、さらに諸国の社会の成熟度に適合した対策を講じられる能力の醸成が必要です。

そこで本コースでは、学際的学問領域の先端知を利用して、防災およびリスク管理のための有効な対策を検討、選定できる専門性の高い人材、また、急速な発展を遂げている諸国の状況を国際的視野から見通せる人材を輩出できるような教育、研究の基盤形成を考えています。そして、防災およびリスク管理に関する講義や演習から習得した理論に基づき、大型実験施設を利用した実践的教育から高度な知識・技術を習得し、未知のリスクに対して柔軟な思考力を備えた人材などを育成していく計画です。

具体的に防災リスク管理コースでは、レジリエントな社会を構築するために必要な研究を対象とし、以下のプロジェクト(テーマ)などを進めていきます。

テーマ1. 大地震等に対する都市防災力を評価する「都市ヘルスモニタリング」に向けた理論構築と応用

建築・土木等の構造分野で用いられる構造ヘルスモニタリングは、大地震発生後の構造物被害推定と補修対策を目的としています。本プロジェクトによる開発は、主に地震災害を対象に、これを大都市の防災リスク管理に応用するものです。大地震発生後だけではなく、地震を含む自然災害発生前後の時系列別対応を想定し、大地震等に対する都市防災力を評価する「都市ヘルスモニタリング」に向けた理論を構築し、レジリエントな防災を伴う災害に強い街づくりを目指し、ⅰ)事前の災害リスク評価、ⅱ)大地震発生後の即時対応、ⅲ)復興に向けた取り組み、の3つのステージに分け、それぞれに固有の課題や問題に取り組んでいきます。

テーマ2. 難燃化技術の研究開発と応用

身の回りには、難燃化された物品が多くあります。社会のニーズから、さらにその性能向上が求められるものもあります。木材もそのような材料の一つです。近年、地域経済の活性化や地球温暖化抑制のために木材を積極的に利用することが期待されています。

2010年には「木材利用促進法」が施行され、研究・開発も活発になってきました。そのような背景の中、本プロジェクトでは、難燃化剤を含侵した木材の燃焼を通じて難燃化の効果を定量的に把握し、木材の炭化を抑止した薬剤処理木材の開発を目指しています。

テーマ3. 群集避難時のシミュレーションモデルの数理と研究開発

広域に及ぶ大規模災害発生時には、多人数の避難者は自力歩行や車などの交通手段などを利用した移動が考えられます。また、それぞれの避難者の移動目的が異なることで移動方向の相違から混乱が予想されます。安全な場所に避難するために、効率的に短時間で避難できるような避難者の行動をコントロールすることが必要です。そのために避難行動のアルゴリズムを検討したシミュレーションモデルを開発し、避難者の移動方向や避難のタイミングなどを決定する最適な方法論を構築していきます。

コース長

大宮 喜文
建築学科 教授

副コース長

伊藤 浩行
数学科 教授
郡司 天博
先端化学科 教授
東平 光生
土木工学科 教授

アクセス

所在地
278-8510
千葉県野田市山崎2641
東京理科大学 理工学部

電話
04-7124-1501(代表)

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