【開催報告】エネルギー・環境コース 2021年度ポスターコンペティション(2021.8.28)

エネルギー・環境コースの12の研究室、企業・研究所が参加し、ポスターコンペティションを開催しました。

実施内容はこちらhttps://tus-riko-cross.jp/ee/news/2021aug_poster_competition)をご覧ください

【当日の様子】
当日はzoomのオンラインにて実施。
アイスブレイクから始まり、3つのブレイクアウトルームに分かれ、ポスターセッションを行いました。
またご協力いただいている企業、研究所の方々より特別講演、パネルディスカッションを行なっていただきました。
互いの専門領域・分野を超えて、異なる知見に触れることが出来たり 企業・研究所の実用的な事例を伺うことで、新たな視点と意欲を持って今後の研究活動に取り組んでいきたい、との学生からの感想が多く見られました。

【参加した学生の声(一部抜粋)】
・他学科、他研究室のポスターをみて自分の研究分野の重要な部分や、自分の研究の実用化に向けた部分が見えたので、今回、様々な研究テーマを知ることができ、非常に良い機会だったと思う。
電池の研究単体だけでは今回のような考えには至らなかったと思うので、今回このような様々な知見を得ることができ、ほかの分野でそれぞれの分野の問題を解決することができるかもしれないといった考えを持つことができた。
・ポスターコンペティションによって、自分の研究や研究室内容だけでなく違う研究室や学科の研究内容を聞くことができて非常に勉強になり、今の自分の知識の浅さに気づかされ、いい刺激をもらうことができました。……私の研究テーマと似ている企業の方のパネルディスカッションを聞くことができ、企業でも行われている研究に似たものをできていることに感動し誇りに思えたと同時に、もっと研究を重ねていきよりよい結果を導き出したいと刺激をもらうことができました。
・このような異なる分野の研究に触れることで、自身の研究で活かせる部分や新たな研究課題が見つかる可能性があるのでとても良い経験になりました。
・今回のパネルディスカッション全体を通して思ったことは、まず特別講演において企業の人の話を聞くことができたことは大きいと思います。特に自分の研究分野、学問領域と直接的な関わりが少ないような業界について知ることができたのはとても新鮮で面白いと思いました。
・ポスターコンペティション全体を通して、他分野専攻の方でも自分の研究内容にとても近いことから新たな視点での質問をいただけてとても実りある時間となりました。今後の研究に活かせそうな助言があり、改善点を後期から実行してみようと感じました。また他の研究室の発表を拝見して、自分の専門分野であるのに理解できていなかった部分をより詳しく説明してもらうことで理解がより一層深まりました。

【各種賞の投票結果】
ポスターセッションでの発表を踏まえ、以下の投票が行われました。

< 優秀研究発表賞👑>
主に教員が優れた発表と感じた発表を3件選出し投票
1位:栃木 翔太(堂脇研究室)
「家庭用燃料電池コージェネレーションシステムの環境影響評価」
2位:梶山 実優 (郡司研究室)
「ホスホン酸を側鎖とするポリシルセスキオキサンの合成と
柔軟性セルフクリーニングフィルムへの応用」
3位:宮本 曹(星研究室)
「電気自動車への走行中非接触給電用小型実験装置の構築」

<学生賞・質問賞👑>
学生が優れた発表と感じた発表を3件(学生賞)と、有意義なディスカッションが出来たと感じた質問者3名(質問賞)を選出し投票
・学生賞
1位:鳥居 憲人(堂脇研究室)
「水素製造における不純物吸着システムの環境負荷低減」
2位:森本 侑樹(星研究室)
「NaBH4を燃料とする水素生成システムにおける車載用粉体供給機の開発」
3位:佐藤 舞(湯浅・近藤研究室)
「導電性ナノダイヤモンドを用いた高性能な燃料電池触媒の開発」

・質問賞
1位:三宅 祐大(湯浅・近藤研究室)
2位:衣笠 友哉(井手本・北村研究室)
3位:道岡 黎史(杉山研究室)

<研究室賞👑>
優秀研究発表賞への投票+学生賞への投票
経営工学専攻 堂脇研究室

<ポスターデザイン賞👑>
事前投票により決定
1位:松尾 健志 (星研究室)
「EV向け非接触給電システムの異なるコイルトポロジー間における電力伝送の高効率化」
2位:末川 知弥 (星研究室)
「NaBH4を水素源とする可搬型水素エンジン発電機システム用水素生成リアクタに関する研究」
3位:冨田 峻平(永田研究室)
「(Na,K,Li)(Nb,Ta)O3-CaZrO3系非鉛強誘電体セラミックスの作製と電気的諸特性に関する研究」

【理工学部 電気電子情報工学科 永田 肇 教授からの感想(総括)】
今回のポスターコンペティションは、Zoomによるポスター発表だったものの、学生賞や質問賞の導入も相まって、学生同士も含めたいへん活発な質疑応答がなされていました。
また、特別講演もパネルディスカッション形式で実施され、学生パネラーと講師パネラーとの活発なディスカッションは、予定時間をずいぶんオーバーするほどのものでした。
このように今回のポスターコンペは、たいへん活発なコミュニケーションが展開されました。分野横断的なインターアクションは、研究や開発への気づきやインスピレーションを与え、更には協調した研究活動の構築と新たな成果へとつながるものと期待しております!!

コメントを残す