2024年度農理工学際連携コース発表会を行いました。(2024.12.18)
2024年度の農理工学際連携コース発表会は、講堂での発表、学外からの講演とコメントについてはオンラインの形式で開催しました。コースに興味のある3年生も聴講者として参加していました。
最初の英語でのショートプレゼンテーションでは50人以上のコース学生、コース加入希望の4年生、コース教員の研究室出身の研究者が口頭発表を行いました。本学英語教員には昨年に引き続きネイティブの視点より発表についての全体的なご講評をいただきました。英語でプレゼンテーションを行う際の心得、発音についてのいくつかのポイントも教えていただきました。
その後、ポスターセッションが行われました。農業、環境という大きな枠組みの中で、分野が大きく異なる研究内容の発表に対して参加者は熱心に質問しディスカッションが非常に盛り上がっていました。
最後のセッションの招待講演では以下のお二人に特別講師としてご講演いただきました。
・農業・食品産業技術総合研究機構 高度分析研究センター
中川 博之 上級研究員
・関東学院大学 建築・環境学部
神戸 渡 教授
講演1では中川先生に「食品安全を支えるリスクアナリシス~カビ毒の話題を中心に~」のタイトルでお話しいただきました。様々なカビ毒について紹介されるとともに先生が開発されたカビ毒の分析手法についても紹介いただきました。食品に含まれるハザードによるリスクについて頻度と規模を考えてつきあうことが大事であることを強調されていました。また、今しかできないことを挑戦、体験してほしいことなどを熱心に学生へのメッセージとしてお話しされました。
講演2では神戸先生に「これからの木造建築の役割を考える」のタイトルでお話しいただきました。さまざまな木造建築を紹介しつつ近代の木造建築の流れ、鉄筋コンクリート造と木造のハイブリッドについて説明くださいました。さらに、そこから展開して学問分野、研究のハイブリッドについての考察から、これからの学び方について学生にメッセージをくださいました。
その後の意見交換会も含め発表会全体を通して、分野の融合をさらに深めることができました。