農理工学際連携コースで研究室見学と交流会を行いました。(2023.6.26)

農理工学際連携コースには、さまざまな専攻に所属する多種多様な専門分野の研究を行っている学生が参加しています。昨年度には、学生同士の交流を活発にするために、各研究室の代表が集まって学生企画班が結成され、昨年度は野田キャンパスが誇る理窓会記念自然公園について学ぶクイズラリーと交流会が企画、開催されました。
本年度は電気電子情報工学専攻の岡嶋真由さんを中心とする学生企画班の皆さんにより、コースに所属する研究室とその研究について理解を深めつつコース内での交流を深めるイベントが企画、開催されました。以下、学生の皆さんからの活動報告です。

農理工学際連携コース 研究室見学クイズラリー

☆企画内容
6月26日に農理工学際連携コースの交流イベントとして、本コースに所属する学科を横断した研究室の見学会を実施しました。参加学生は、研究室案内係とクイズラリープレイヤーの両方を担い、大いに活躍しました。研究室案内係では異なる分野を専攻する学生に対して所属研究室の活動を紹介し、プレイヤーでは学生の専攻分野が混合する班を組んで、研究案内の説明を受けて見学先が出題するクイズに協力して回答しました。これらを通して、自身の研究活動を発信するだけでなく、異なる専攻分野の研究活動や知見に対する理解を深める機会となりました。またクイズラリー終了後には、意見交換の場として数年ぶりに飲食を含めた交流会を開催し、コース教員や他専攻の学生との交流を深めました。学生企画一同、イベント開催までたくさん準備をしてきて最後まで大きなトラブルもなくやりきることができました。参加学生がクイズにも熱心に取り組み、交流会や表彰式で盛り上がる様子をみることができ、また今回の企画に感謝する声もいただきました。

☆参加した学生のアンケート結果
・すべての参加学生が、今回の企画に対して「十分に満足」または「満足」であると回答しました。
・多くの学生が、研究室見学クイズラリーまたは交流会に意義を感じ、また楽しいと感じたと回答しました。

☆クイズ一部抜粋
杉山研究室には酸化班、硫化物班、CIGS班、植物班の4つの班に分かれてそれぞれ別々の材料を利用して半導体を作っています。一般的に太陽電池に利用されている材料はシリコン(Si)ですが、杉山研究室では他の材料を利用しています。例えば酸化物班はNiO、ZnOなどの酸化金属を利用しており、硫化物班は温泉などにも含まれている硫黄を利用して太陽電池を作っています。特に酸化物半導体は可視光を透過して紫外線のみを吸収するため透明に見えます。
杉山研究室では太陽電池だけではなく二酸化炭素を検知することができるガスセンサや水から水素を発生させることができる光触媒や植物に電気を流すことで植物の状態をモニタリングすることができる方法などについても研究を行っています。

学生企画班

所属学科 研究室 学年 名前
電気電子情報工学科 杉山研究室 修士2年 岡嶋 真由
経営システム工学科 堂脇研究室 修士2年 金村 拓磨
生命生物科学科 古屋研究室 修士2年 藤巻 静香
生命生物科学科 古屋研究室 修士1年 加藤 秀樹
生命生物科学科 朽津研究室 修士1年 小嶋 華
経営システム工学科 堂脇研究室 修士1年 小針 恵太
電気電子情報工学科 杉山研究室 修士1年 篠田 倫太郎
生命生物科学科 中島研究室 修士1年  中川 雄貴

 

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